二階と三階の間にいます。

デパートの二階と三階にはだいたい婦人服を売っているが、二階は比較的若いひとむき、三階は年配の方むきの品揃えになっている。

さて問題です。わたしはいつ二階から三階に移動するのだろう? と考え始めたら止まらない微妙なお年頃なのですよ。四捨五入するとついに40代になる年になってしまったし。

そして周りを見る。あのひとはわたしよりも上だが、2階であろう。でもこのひとはわたしより下だが、3階・・かな。みたいなことをこっそりと。

いや、そもそも最近のひとはあまりデパートで買わないのかなあ? セレクトショップとかショッピングモールとかアウトレットとかネットショップとかピンからキリまでたっくさん買うところあるもんねえ。

わたしデパートすきなんだけどなー、結構。ほんとにたまにしか買わないけど。

で、この間某デパートで久しぶりに服買ったの。ヒトメボレしてどうしても買わなくちゃ発作を引き起こすオーラを出す服に出会ったので。こういう買物ほど楽しいものはないね。めったに起こらないけど。かなり買う気ででかけていって、何も買わずにガソリン代だけムダにすること多し。

今回はまだ二階だった。それも、かなりギャルな店員のいる店だったよ・・。「これいいでしょう? わたしもヒトメボレして色違い買ったんですよー」というカノジョは多分わたしより10は若い。

わが身を振り返れ。鏡を見ろ。と、もう1人のわたしが後頭部でわめく。いや、ちゃんとお店の鏡で試して買ったよ。にこにことご満悦なんだけど・・。

どう考えても、自分がホントに若かった頃買ってた服よりも、なんだか・・若作り。ホントに若いころは、落ち着いたカンジのが好きだった。

あれか。無意識のうちに過ぎ行く季節を惜しんでいるの?

30代半ばは思春期ならぬ思秋期なのかもしれない。

服一着のことで、いろいろ考えてしまった。