どこへ行っても・・。

 子供の手が離れてゆくと、主婦は働きはじめるのですね。

 最近、近所のどの店に行っても従業員が子供のおトモダチのおかあさん、というありさまですよ☆ 思いっきり人のことが言えないパート店員なわたしだが。しかも同僚が子供の同級生のおかあさんだったりするし。まあいいんだけど、いちばん使い勝手のよいコンビニが、実はちょっと最近行きにくいのよ。従業員その人にまったく罪はないんだ。ただネットで買物したものを受け取ったり、電話代支払ったり、すごくプライベートなことに使うんだなあ、コンビニって。なんか生活だだもれさせてる感じでちょっと恥ずかしいの。わたしの方が。

 子供たちを硬筆に通わせることにしたんだが、この教室、同じ小学校の子がたくさん通ってるのね。そんで、初めてだからつきそってたんだが、他に付き添ってるお母さんが二人いてね、一人はわたしの同級生。もう一人は顔は知ってるけど話した事のないひとだったんだが、中学でいっこ上だったということが判明。こーゆーことが頻繁に起こるので、地元とゆーのを強く感じる今日この頃でございます。
 昔はね、こーゆー地元繋がりっぽい雰囲気が嫌だったものだが、最近は気にならない。むしろ情報網として活用させていただいたりしてね。だって、子供を持つといろんなことが気がかりだもんねえ。わたしいま自分がおばさんになっていく過程を着々と辿ってるのを実感してます。そうそう、小野不由美の「屍鬼」って小説でさ、田舎の少年少女のなんか「地元の空気うざってーな」とゆー気持ちがすごくリアルに描かれてて。ああそうそう、こーゆーの都会育ちのダンナにはわかんねーだろうなと思った記憶がある。

 今はうざいと言われかねないおばさんの気持ちがわかる。子供の手が離れてしまったら、親の知らないところで子供たちがどんな状況にあるのか断片でも知りたいんだ。だから井戸端会議が必要になってくるのよ。学校のこととかクラスメイトのこととかね。いや、単におしゃべりが楽しいだけかもしれないけどさあ。

 まあ、楽しいようで悩みもあったりするわけよ。深刻ではないにせよ。