熱が冷めたあとの風景

 数年前、わたしはやっきになって自分が小さい頃読んでいた絵本を探しては買い集めていたんですの。
 思い出の本は幼稚園で購入していた「おはなしチャイルド」とか「キンダーおはなしえほん」といった月刊誌タイプのものばかり。
 幼稚園保育園で配るための本なので、一般書店には並んでなかったものですよ。だから見つけにくいものなんだけどネットの古本屋さんとかでたまに結構安く出てたりしたんで、もう見つけたら即買い!って勢いでした。元の定価が安いうえ、あんまり需要のあるものでもないせいか、まあ一冊数百円で買えたのでした。で、欲しい本のほとんどを買うことができたので、最近は絵本熱が冷めてたんですよ。

 で、さっき、わたしが過去に利用した古本屋さんのサイトを見たらびっくり。
 値段が高騰してる。わたしが買ってたころよりも確実に。ゼロがひとつ増えてる。かといって、わたしが買った以外の本が売れている様子もない。

 あのね、実はちょっと前からおかしーなーとは思ってたんですよ。楽天のメルマガでお目当ての本が出品されたらメールでお知らせしてくれるので、手に入れられなかった本が出たら知らせてもらえるように登録を解除してなかったので、たまにチェックしてたし。で、欲しい本がでてもなんか高いし(つっても1000円台ではあるんだけど)、購入を控えてたのでした。

 どうだろう? これってわたしが買いあさったせい? わたし以外に需要ってあんの? わたしが買わないでいたらいつか値段下がるんじゃね? とすげー思うんですけど。