精神的ダメージ

いつぞや、パート先でおさかなさん売ってるっつー話を書いたと思う。
これだけでもわたし、結構イヤなんだけど。

おさかなさんのえさも売ってるんだよー。

ジャイアンミルワームとかゆー、体長4〜5センチくらいの細身のいもむし。

ケースを開けると、元気のいいいもむしちゃんがぞわぞわしてるのを、50匹単位で販売しております。・・50匹袋につめるんだよー。その場で。

これは結構パートのおばちゃん、みんな嫌がるんで、社員にお願いするんだけど。

社員も気持ち悪いには違いないのだ。わたしのポリシーとして、気持ち悪いゆーてるひとに振りたくない。わたしはぜひ責任者の店長にお願いしたい・・っていま外出中!

ミルワームですね。かしこまりました」

ものすごいクールフェイスの下で、冷や汗たらたらのワタクシ。

軍手代わりに使ってる薄手の綿手袋をはめる。袋を構えて初めての単独作業でございます。

最初の2〜3匹は、わりと平気だった。気持ち悪いけど!ぱっとつまんで、そこに何匹いるのか一瞬で確認、ばさっと袋につっこみ、その数を足していく。

指の下でうごめくのよ! 何匹も捕まえてると、ぞわぞわに過敏に反応していくわたし。30匹を越えるころには気が遠くなりはじめました。

いかん、絶対これかず間違えてる。少ないとかってクレームつけられるのもあれなんで、5〜6匹おまけまで突っ込んどく。

もう、泣きそうになりながら、レジをすませ(でも顔は接客の表情)。手袋はゴミ箱にぶちこんで、事務室に駆け込み、「虫キモイ! 虫キモイ!」と騒ぐ。

その日の出勤者全員に、身の不運を訴え、まもなく帰社した店長にも「なんで肝心なときにいないんすか! イモムシキモイ!」と訴える。店長め、なんかさわやかに「ミルワームやってくれたんだ!ありがとう!」とか流しやがった。

指のぞわぞわ感覚は、3時間くらい取れなかったよ・・。

生理的嫌悪感とはかくも罪深い凶器だな。いもむしに罪はないのは重々承知だが。それどころか、すぐにえさになるはかない運命だしね。

同僚は、これをやらされるんなら、辞めるゆーてます。ま、気持ちはわかる。