白戸家の正体


この家族は白戸家。ホワイト家と読むのだそうですよ。

彼らについては断片的にTVCMとして情報が流され、われわれ日本人の間で知名度が上がってきておりますね。

私共も、ソフトバンクのホワイト家族24なるサービスは有難く大いに利用させていただいておりますもの。

果たして、白戸家とは、いかなる家族であるのか。謎が謎を呼ぶ彼らについて、わたしが知るだけのことを語ろうと思う。

それについて語るには、ひとつ悲しい話をしておかねばならぬ。
遠い未来の話だ

未来社会では、なぜか通信費用がえらく高く、庶民は携帯電話など夢のまた夢。科学技術は恐ろしい進化を遂げているというのに、人々は糸電話で連絡を取り合う始末。

過去のある時期、家族間で通話が無料になるサービスがあったということを突き止めたのが、1人の科学者であった。

過去に存在したはずの安価な通信システムについて学ぶべく、タイムマシンの開発に取り組んだ。その完成の目前。

愛犬とともにドライブ中、彼は事故にあう。哀れ愛犬は脳死状態、彼もまた全身の自由を奪われた。

彼は、息子に懇願する。「自分の脳を愛犬に移植する手術をほどこしてくれ。」

息子は医者であった。

倫理的な観点から見れば、許されることではない。だが、息子は糸電話を憎んでいた。紙コップはすぐつぶれるし。

父の言葉は力強かった。「犬もわたしも生きて、お前のために携帯電話を復活させる。」

かくて、彼の父は愛犬の身体を得て、復活したのだ。

だが、ひとつ問題が。

めでたく完成したタイムマシンは、人間の身体でしか操作できない。息子は、毒を食らわば皿まで。父の旅に同行することになる・・。

そして、その後。

 彩ちゃんを女手ひとつで育てたお母さんは、幼い頃かわいがっていた犬にそっくりなオトコと恋に落ちる。そのオトコこそ、未来からの留学生、犬の身体の科学者である。

 息子の手腕で役場の戸籍係をたぶらかしてドサクサ紛れに結婚するも、多感な時期だった彩ちゃんに「アンタなんてお父さんじゃない!」とか責められて一時は悲しいこともあったけれど、今ではそんなこともいい思い出のシアワセ家族なのであった・・。めでたし。

とか、こんなカンジで推理・・じゃなくて妄想してみましたが、どーですか?

前半と後半で全く色が違う話になってますよ。

ソフトバンク<オンラインショップもあるみたいですよ。